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こけし part1 [趣味・コレクション]

自宅にいる時間が長くなると、お互い干渉せず、自分だけの時間を持つことが、夫婦円満の秘訣かもしれません。
書斎で音楽を聴く、小説を読む、ブログを書く、株式のデイトレードを行うなどしていると、あっという間に時間は過ぎていきます。
収集した「こけし」を鑑賞することもあります。部屋には100体近いこけしを飾っています。
それぞれ思い入れがありますが、時々ぼーっとしながら、こけしを眺めています。

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お爺さんとお婆さんが仲睦まじく頬んでいる姿が素敵です。
大阪府箕面市の箕面公園に紅葉狩に行った際買いました。

赤ちゃんをおんぶする母親と赤ちゃんの笑みが何とも愛らしいです。
山口県と福岡県を結ぶ関門トンネルの土産物屋で買ったこけしです。

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大きな頭が4つそろって微笑ましい家族を表しています。
兵庫県の宝塚駅近くのお土産物屋で買いました。宝塚劇場で観劇を観た帰りだったと思います。

今は、旅行に出かけてもこけしを買うことはありません。土産物にこけしを置いてある店が少なくなったこともありますし、昔と違い今のこけしは華やか過ぎて魅力を感じません。
アルバムで写真を見返すように、こけしの魅力は、当時いった旅先の思い出を振り返りことを懐かしめるのがいいです。
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『仮面の告白』 [本]

『金閣寺』に続いて、『仮面の告白』を読み終えました。

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三島が24歳の時に書かれた『仮面の告白』は、三島由紀夫の自叙伝です。
初めて読んだ『命売ります』は、軽く読めるちょっとハードボイルド的な大衆小説。
次に読んだ『金閣寺』は、史実に近い本格的な文学小説でした。そして今回の
『仮面の告白』は、いわば私小説です。作家には、作風があって、文体などは似た傾向
になります。しかし三島の作品は本当に同じ作家が書いたのかと思ってしまう程、作風
が違っています。
それにしても、これ程赤裸々に自分の事をかけるものなのでしょうか・・。

三島が女性に対し不能であることは、何かの雑誌で読んで漠然と知っていました。
今でこそ同性愛をカミングアウトする有名人も多く見受けられるようになりましたが、
小説が発表された昭和24年は戦後間もない時代であり、世間の目はもっと冷ややか
だったと思っていました。しかし実際は、川端康成を始めとして、この作品の評価は
非常に高いものでした。

物語にも出てくるグイド・レーニの『聖セバスチャンの殉教』。この男の裸の絵を見て
トキメキを感じるといった内容から考察すると、三島が男性を好きだったことは事実
なのでしょう。しかし腑に落ちないこともたくさんあります。

私は小説を読み終えた後、三島由紀夫について調べていると、33歳の時に結婚し、
子供も二人いることを知りました。それまで三島は生涯独身であったと思い込んで
いたので、この事実に対しては正直驚きでした。

学生時代、女性に対する唯一の恋心についても描かれています。
彼の学習院における親友であった三谷信の妹、邦子(小説内では園子)の存在です。
これが事実だとすると、本当に三島が女性を愛せなかったのかは疑問です。少なくとも
愛そうと努力したことは確かです。
ちなみに邦子は、三島の死後に『仮面の告白』のモデルになっていることを訊かれ、
「三島さんはとっても素直なまじめな方で、性的倒錯を装ってみただけじゃないの
かしら」と語っています。

『金閣寺』では、住職が酒と女好きと暴き、この作品では、モデルとされた女性が
淡い恋について描かれ、当事者にとってはいい迷惑です。
虚弱体質だった彼が、ボディビルでマッチョマンになったことも解せません。

三島由紀夫という人間像を知れば知る程、ミステリアスな一面と、人間臭い一面が伺え、
何とも言えない不思議な魅力に取りつかれている自分がいます。
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日本たばこ産業 優待 [株主優待]

日本たばこ産業(東証1部:2914)から株主優待が届きました。
確定月は12月末です。

自社グループ商品の中から、今回はこちらをを選びました。

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200株で4500円相当、全部で28食入っており食べ応え十分です。
宮城産ひとめぼれも魚沼産こしひかりも、ふっくらモチモチで実に美味しいです。

JT(日本たばこ産業)ですが、高配当利回り株といえば真っ先にこの銘柄があがります。
今日現在でも配当利回り7.78%と飛びぬけて高いといえます。逆にいうと株価低迷
と言えるのですが、長らく下落傾向が続いていて、現在2000円前後となっています。
環境問題やESG投資の高まりから仕方ない面もありますが、評価が低すぎます。
JTといえばタバコと思われがちですが、医薬品や食品など事業は多角化しています。
1株配当も154円と毎年伸びており、株主還元も半端ではありません。
海外進出も活発ですし、新興国企業買い取りにも力をいれており、私には非常に魅力的な
企業に思えます。
株価は今は辛抱の時ですが、これからも応援を続けていくつもりです。


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初めてのテイクアウト [食事]

本日夫婦内でちょっとした祝い事がありました。普通なら外食に出かけますが、
日本中が外出自粛をしていますので、初めて「テイクアウト」なるものをしてみました。

よく利用するイタリアンレストラン「マリノ」からテイクアウトのチラシが入っていたので、
一昨日電話注文して、本日夕方店まで受け取りに行ってきました。

シーザーサラダ、お好きなピッツア(L)とパスタ、そしてフライドチキン(6P)
がセットになっています。記念日や祝い事の場合、ミニドルチェ3個とプレートも
プレゼントでついてきます。
値段は驚くほど安く、自宅に帰ってすぐに食べることができるのが利点です。
飲み物は、赤ワイン、ハイボールと酎ハイを最寄りのスーパーで買い、我が家で祝杯を
あげました。

箱から取り出して皿に取り分け、テーブルに並べます。

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パスタもピザも冷めており、やはりお店で熱々を食べるというわけにはいきません。
若い世代ならテイクアウトは当たり前なのでしょうが、慣れていないせいか、テイクアウト
で十分に満足感を得ることは難しいといえます。食通でもない自分がこんなことを思うのは、
生意気なようですが、それが正直な気持ちです。

ただ飲食業界は、テイクアウト商法も含めてアイデアを創出し、店の存続をかけて頑張って
います。
私自身、バブルの崩壊、リーマンショックなど経験してきたからこそ、企業の大変さは身に
染みて分かります。微力ではあっても、利用することが応援の一助になるはずです。
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『金閣寺』 [本]

コロナウィルスの猛威で、行動自粛の必要性が日々叫ばれています。
自宅で過ごすことに耐えられないという方もいますが、こんな時、静かに読書をして
過ごすのもいいです。

三島由紀夫の『金閣寺』を読みました。
言わずと知れた三島由紀夫の代表作です。

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私はこれまで三島作品を読んできませんでした。正確には1冊しか読んだことがありません。
大学生の頃読んだ『命売ります』という小説でした。(今でも本棚に残しています)
ちょっとハードボイルド調の大衆小説で、サラッと読めましたが、それ程心に残るものでは
なく、これが三島の作風だと勝手に思い込んでしまったのです。時が過ぎ、今回『金閣寺』を
読んで、その思い込みは崩れ落ちていきました。三島文学の神髄を垣間見た思いです。

『金閣寺』は、昭和25年7月2日の未明、鹿苑寺で有名な金閣が、学僧で当時21歳の
林承賢の放火によって全焼した事件を素材にしています。

実際に起きた放火事件では、犯人は寺の裏山で自殺を図ったが一命を取り留めています。
犯人の母親は事情聴取のために京都に呼ばれ、その帰りに保津峡で投身自殺しており、
本当に悲惨なものでした。
小説では、主人公は自殺を図らず、小刀とカルモチン(睡眠薬)を谷底に投げ捨て、
 ”生きようと私は思った” で締めくくられています。
三島がなぜ史実に反してそういう結末にしたのか不思議です。

小説とは言え、この作品を、金閣寺再建後、僅か1年余りで発表したことが驚きです。
この作品では、金閣寺の住職が、女や酒好きであることを公に書いています。
主人公が老師のそういった姿に、尊敬の念を失い、誤解を受けるまでに至ったことを
綴っています。実際の金閣寺の住職は、この小説が世に出た時、どんな思いだったので
しょうか。現代なら三島は寺側に訴えられているかもしれません。

3年前に、実際に再建された金閣寺を訪れています。
絢爛豪華であることに間違いありませんが、焼失前の姿を見たかったです。

https://tomo35.blog.ss-blog.jp/2017-04-28

法隆寺などもそうですが、その時代に建立されたものがだけが、真に歴史的な価値を
見出せます。

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東大法学部を卒業して、大蔵省に勤務するも9ケ月で退職したり、最期に自衛隊市ヶ谷駐屯地
で自決したりと、波乱万丈の人生を送った三島由紀夫をもっと知りたいという思いが強くなり
ました。合わせて購入した『仮面の告白』を続けて読もうと思います。
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フジオフードシステム 優待 [株主優待]

フジオフードシステム(東証1部:2752)から株主優待が届きました。
確定月は、6月、12月の年2回です。

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優待品リストから今回選んだのは、「はらドーナッツのオリジナルセット」

前回は「まいどおおきにカレー15袋」、前々回は「博多ふくいち辛子明太子」と毎回
品物を変えています。カレーは美味しいですが、中々食べきれません。

それにしても、コロナウィルスの影響で、飲食業界の打撃(落ち込み)が凄まじいです。
例えば串カツ田中ホールディングスなどは、1月に株価2514円つけたのが、
本日だと、1213円まで下がっています。

フジオフードも1月は株価1874円までつけましたが、本日現在で1320円まで
下がっています。
300株未満は、年2回3000円相当の商品ですが、300株だと倍の6000円
相当の商品になりますので、買い増しもありかなと考えています。
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見納め [雑感]

散り際の桜を見に、近所の公園に出かけます。
やはり自然に触れ合うと心が癒されます。

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湖畔で、ぼうっと時を過ごすのも素敵です。
この長閑な景色を眺めていると、
世間を騒がすウィルス問題も忘れてしまいそうです。

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コーヒーでも飲もうと思いましたが、お城の喫茶店もしばらくの間、
閉店のようです。

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この公園で一番見応えのある大樹です。
例年多くの花見客で賑わいますが、今日は疎らでした。

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この公園の桜は見納めですが、自宅の庭の「関山桜」はまだ蕾も出ていません。
種類の違いで咲くタイミングがこんなにも違うのかと驚いてしまいます。
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三島由紀夫で思い出す [振り返り]

「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」が本日より上映されています。
コロナウィルスが少し落ち着いてきたなら、是非観に行きたいと考えています。
この三島由紀夫に関わる思い出を少し記します。

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◆1970年(昭和45年)11月25日、作家、三島由紀夫が、憲法改正のため
自衛隊の決起(クーデター)を呼びかけた後に「市ヶ谷駐屯地」で割腹自殺をした

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当時私は小学生でしたが、この三島事件には少なからず衝撃を受けました。
三島がどれだけの大作家であるかは知りませんでしたが、自衛隊駐屯地内で起こったこと
で、なぜか他人事でないような気がしたのです。それは、私が自衛官の子だったからです。

父は自衛隊が発足した昭和29年に、それまで都立高校の教師の職を辞し、自衛隊に
入隊しました。何れ戦争に行くことになるという思いから、勉学に励み広島幼年学校から、
陸軍士官学校に入りました。士官学校予科から本科に進んだ昭和20年に終戦を迎えた
ため、士官学校から教育の最高機関である広島高等師範学校へ編入しました。
卒業後、教師の職についた父でしたが、自衛隊の発足は、士官学校時代の思いを甦らせたの
かもしれません。かくして私は自衛官の息子として、少年時代、転勤生活を繰り返すことに
なります。

私は、三島が自殺した日から3年と4ケ月後に、この「市ヶ谷の駐屯地」を訪れました。
この時は、静岡県御殿場市に住んでいましたが、東京後楽園競技場で、「大シベリア博」
を見るため、父、兄、そして私の3人で東京に出かけました。

「大シベリア博」まで時間に余裕があったため、「市ヶ谷駐屯地」に寄ることになりました。
父が親しくしていた自衛官の同僚がここに勤務していたことで、久し振りの再会を果たす
ためでした。

「市ヶ谷駐屯地」で撮った写真が残っています。

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写っているのは、私と兄です。この写真の背後の建物のバルコニーに立ち、三島は
割腹自殺したのです。
ここで、あんな大事件は起きたことに、子供ではありましたが複雑な思いに駆られた
のです。

その後行った「大シベリア博」。こちらは楽しかった思い出しかありません。

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マンモスの大きさに驚嘆したことをハッキリと覚えています。
2005年に愛知万博でも、冷凍マンモスを見ることができましたが、感動はこの
「大シベリア展」の時の方が大きかった気がします。

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司馬遼太郎の作品を読むようになって、人の一生を深く知ることに興味が湧くように
なりました。三島由紀夫という偉大な作家の激動の人生も然りです。まずは彼の作品を
読んでみようと思います。
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