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企業の目的は [仕事]

企業の目的とはなんだろう、そんなことを時々考えてしまいます。
少し真面目に答えるなら、

・利潤の追求
・継続事業体でなければならない

これらはどちらとも欠かす事はできません。

今は、アイデア次第で急成長する会社が沢山あります。
私の関わるIT業界は特にそれが顕著で、設立して僅か数年で上場して
いる会社もあります。
私共も今から10年以上前、インターネットのプロバイダ事業を手がけた
ことがあります。当時はNTTなどもまだ乗り出してなく、リムネットとか
べっこうあめと言った中小企業会社が先駆けでした。

私共の会社も僅か数ヶ月で会員数が千名を超えました。
その直後、回線がつながりにくいといった状況が発生し(回線数が少なく、
細いため)その対応が必要となりました。
しかし設備投資の額が膨大になるため、志半ばで、事業から撤退しました。
(もしあの時踏みとどまって継続していればひょっとして凄い会社になって
いたかもしれません)

アイデアという点では97年に事業を開始し、出展者とユーザーの双方
から支持されてネットショッピングの雄となった楽天はその代表と言えます。
それまで、商品カタログをそのままウェブ上で展開するのが主流であった
ネットショッピングが常識でした。それを自由に作成・更新できる仕組み
つくりに成功しました。

この成功は、これまでの「システムに強い人間が商売をする」
という考えから、「商売が上手な人が簡単に店を開ける」という発想の
転換をはかったところです。

社長である三木谷氏が考え出した事は、

・出展料を5万円という超低価格に抑える
・自由にホームページを作成・更新ができ、受注管理等の店舗運営の補助
するツールを出展者に提供する

ことでした。これらは特別新しいアイデアでもないのですが、既存アイデア
の組み合わせによって出来上がったものです。

今個人的に行っているこのブログにしても、システムそのものはそれほど
難しいものではありません。

アイデアで急成長してきた会社の大変さは、次のアイデアを創出し続け
ねばならないところです。(社歴のある会社もある意味一緒ですが)
製品(商売)のライフサイクルは、必ず、

導入期→成長期→成熟期→衰退期
となります。
成熟期に入る頃には、次の仕組みを作り事業に結び付けなければ、
会社を維持していくことは困難です。
それだけ消費者の飽きが来るのは早いともいえます。

その時に企業の取る策の多くは、多角化戦略であるように感じます。
例えば本業でない銀行をM&Aなどし、異質の事業に乗り出すのです。
確かにリスク分散にはなるでしょう。しかし長年のノウハウがあるわけでは
ないので、当然順調に物事は進みません。

楽天ににしても、メディアの融合戦略とは言え、TBSとの間では軋轢が
生じています。

企業は、一過性のものではなく、継続する事に意義がある、
ゴーイング・コーンサーンをあらためて思うのです。


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