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サルバドール・ダリに思う [絵画・芸術]

名古屋市美術館にて、『ダリ展』が開催(2007年5月12日~7月11日)
されており、行ってきました。

正直、絵画鑑賞趣味を自称する私には、「ダリ」の作風はあまり関心が
ありませんでした。
なぜならサルバドール・ダリの作品は、溶けた時計や、群がる蟻等、非日常的な
作品が多く、私には何を思い描いているのかが理解できなかったのです。

一つの転換期が、昔父が買ってきた一枚のポスターです。
それは『窓辺の人物』でした。ダリの作風には似つかわしくなく
一人の可憐な女性が、背を向けて窓辺に立っている姿が妙に新鮮です。

特別インパクトが強いわけではないと思うのですが、当事自宅の廊下に
飾られたその『窓辺の人物』の女性は、海辺に向かい何を考えていた
のかと思いを巡らしました。
調べてみるとこの作品は、1925年ピカソに出会い、見せた作品のよう
ですが、なぜかいまだに私の脳裏に深く焼きついています。

その残像は消えることなく、『ダリ展』についつい足を運んでしまいました。

今回は、ガラ=サルバドール・ダリ財団とサルバドール・ダリ美術館により
約180点の作品が展示されています。

生誕100年を過ぎ、好きか嫌いかは別として、訴えるものがあります。
『窓辺の人物』は今回展示されていませんでしたが、私の記憶に残った
主要作品は以下のものです。


奇妙な廃墟の中で自らの影の上を心配でふさぎがちに歩き回る
妊婦に形を変えるナポレオンの鼻(1945年作品)


イメージが消える(1938年作品)
見方によって違った姿に変化にする「ダブル・イメージ」技法を
使って描かれています。(人の顔、妊婦、見えますよね)


秋のパズル(1935年作品)」


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