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タイタンのメタン湖 [趣味・コレクション]

日曜日なので、藤井旭氏の「宇宙大全」を読んでいます。

2007年1月4日、NASA米航空宇宙局からとても画期的なニュースが届きました。
(少なくとも自分にとっては感激の記事でした)
土星の衛星「タイタン」に液体メタンでできた湖が存在する画像が発表された
のです。

1998年10月15日、土星へ7年がかりの旅にでたのが、土星探査機
「カッシーニ」です。そしてタイタンに突入する小型探査機「ホイヘンス」が
素晴らしい偉業をなしとげました。

画像はグラフィック技術で、メタン湖を青色で着色していますが、本当に感激
しました。(実際にこの通りの色ではないようですが)
茶色の部分が乾燥した地表部分となります。

タイタンは惑星の水星より大きく、太陽系では木星のガニメデに次ぐ2番目の
大衛星です。タイタンの表面重力は地球の7分の1しかないので、これは地球
大気の10倍以上の濃さです。
私がこの衛星に興味を持ったのは、大気中に水蒸気があるといわれていたから
です。タイタンの表面は-180℃という極低温の世界ですが、そこには水蒸気が
存在しているという説が唱えられていたのです。その結果、メタンの海が広がり、
そのメタンが蒸発してメタンの雨が降るという地球の水循環に似た現象がおきて
いると考えられてきました。

それが、今回この証拠画像と共に明らかになったのです。これは本当に凄いこと
です。
惑星や、宇宙の神秘。人間の科学的な力でこれからどんな発見があるのか。
実に楽しみです。


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