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思い出の建物 [仕事]

先日、「美濃・近江バスツアー」に参加した時の事。
大垣城を見学した後、「金蝶園総本家」で大垣名物水ようかんを食べていると、すぐ隣に実に
りっぱな建物が目に入りました。

IMG_0861.JPG

(どこかで見たことのある建物だな・・)
と考えた瞬間、走馬灯のように頭を駆け巡りハッキリと思い出したのです。

そう以前勤めていた会社の重要得意先である「@@銀行本店」でした。

私はこの銀行社屋に平成元年から平成3年の頃まで、毎月訪問していました。
当時多くの銀行は、第三次オンライン真っ盛りでした。預金や貸出など、銀行の勘定系の
事務は、人の手で労働集約的に行われていました。預金の口座元帳への記帳などこれら
大量の事務作業を、情報処理技術・システムによって自動化する必要があったのです。
当時どこの銀行も競ってシステム化を急いでいました。
私達の会社は、某メーカーの傘下で、ここに多くの技術者を常駐させてシステムの構築を
行っていました。当時はSE・PGの数が全く足らず、就職雑誌等で大垣方面の技術者も大量
募集して、増員を図っていました。私たちの会社の社員だけでも20数名は入っていたと
記憶しています。もちろん私の会社だけではなく、同業他社も同じような数の技術者を送り込ん
でいましたから、全体で言うと数百名規模の技術者の数です。
私は当時システム営業でしたので、直接開発に携わっているわけではありませんが、メーカー
責任者と、毎月の進捗ミーティングを行い、要員(SE・PG)の提案、技術者からの悩みの
相談等で、約3年間ここに通い続けていました。営業だったころは、東海地区で100社以上
得意先を開拓しましたが、ここは、最も思い出深い1社といえます。

JR大垣駅から得意先までのメイン通りを3年も通っていたというのに、道1本入った
大垣城があることも、当時は知りませんでした。いかに真面目に仕事をしていたのかと
我ながら感心します。今回はバスツアーで、大垣駅から反対方向から歩いてきたので、
すぐには気が付かなかったのです。

それにしても、あれから30年近く経つというのに、この銀行の社屋は本当に素晴らしい
つくりです。この地銀は、常に先進的な取り組みを行っていて話題になりますが、その
根幹となるシステム構築に携われたことは、ちょっぴり自慢です。
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十円木馬

はじドラさん、nice!ありがとうございます。
by 十円木馬 (2019-08-01 14:14) 

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