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デコポン [雑感]

昨日、宅急便で小包が届きました。
中身は、広島産の「デコポン」でした。
一個一個ていねいに半透明の紙で包装されていて、いかにも美味しそうです。

IMG_0550.JPG

送り主を見ると叔母でした。叔母は、私の母の妹さんにあたります。
母とは7つ違いで、今は施設に入っています。ご主人を早くに亡くされ、一人息子さんも
今から3年前に亡くしました。私の父が亡くなった1ケ月半後のことでした。
私もまだ残務整理で広島に残っていましたので、葬儀にも参列できました。
一人息子の死は、叔母にとって辛く悲しい出来事ではありましたが、長年背負っていた重責
から解放される日でもありました。

息子さんはおよそ18年間、意識のないまま寝たきりの生活だったからです。
とてもハンサムで真面目で、絵に描いたような好青年でした。
(私の結婚式にも、息子さんは叔母と共に来てくれました)
寝たきりになってからは叔母は朝から夕方までずっと病院へ通う生活が続きました。
子供のためなら親はどんな苦労も厭わないと、叔母の姿をみていて感じました。
肉体的にも精神的にも本当に色々あったと察します。
叔母は、「自分が先に死んだら息子はどうなるだろう」と、そのことばかり心配していました。
結果的に、自分より先に天国に召されたことで、最大の心配事から解放されたと思います。

早速お礼の電話を入れると、声はお元気で安心しました。毎日自分のベッドの横に置いて
ある、亡くなった息子さんと、私の母の写真を眺めていると話されていました。
息子さんは当然のことですが、私の母のことも本当に好きだったようで、それを聞くと
私も嬉しくなります。今年80歳を迎えられますが、長生きしていただきたいと心から
思います。

「デコポン」は両親が大好きだったフルーツです。早速仏壇にお供えさせてもらいました。
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十円木馬

マルコメさん、nice!ありがとうございます。
by 十円木馬 (2019-03-24 10:21) 

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