『人間失格』 [本]
太宰治の『人間失格』を読みました。
太宰文学の総決算と言われている作品です。
『人間失格』は確か中学生の頃読んだ記憶がありますが、当時は内容がよく分かりませ
んでした。
今、太宰の生涯を知ったうえで、もう一度読むと、内容がとてもよく理解できます。
先日読んだ夏目漱石もそうですが、明治、大正、昭和初期の小説家については、
非常に興味があり、小説を読む前にその作家の人生の軌跡を徹底的に調べます。
未完の遺作『グッド・バイ』もそうですが、『人間失格』は、まさに太宰自身
の生き方、思いといえます。
太宰は、麻薬中毒、4度の自殺未遂など放蕩無頼の作家です。少年時代から
オシャレに気を遣い何かと形から入ったことは有名です。常に太宰は
「ダンディズム」を意識して生きてきた男だと思います。
選考委員である川端康成に、芥川賞受賞を懇願したことは有名ですが、
かっこをつけた生き方をここまで徹すると、逆に拍手を送りたくなるから
不思議です。
「小説が書けなくなった」という遺書とは裏腹に、子供の頃に読んで感動した
『走れメロス』を始め、これほどサービス精神旺盛な作品を世に出した太宰だから
こそ、多くのの読者に愛されるのでしょう。
しかし、自殺未遂を重ねた相手の女性も、玉川上水で一緒に入水自殺した
山崎富栄も写真を見ると全て美人です。太宰のダンディズムに惹かれたのでしょうか。
手元にある、『晩年』も早速読みたいと思います。
太宰文学の総決算と言われている作品です。
『人間失格』は確か中学生の頃読んだ記憶がありますが、当時は内容がよく分かりませ
んでした。
今、太宰の生涯を知ったうえで、もう一度読むと、内容がとてもよく理解できます。
先日読んだ夏目漱石もそうですが、明治、大正、昭和初期の小説家については、
非常に興味があり、小説を読む前にその作家の人生の軌跡を徹底的に調べます。
未完の遺作『グッド・バイ』もそうですが、『人間失格』は、まさに太宰自身
の生き方、思いといえます。
太宰は、麻薬中毒、4度の自殺未遂など放蕩無頼の作家です。少年時代から
オシャレに気を遣い何かと形から入ったことは有名です。常に太宰は
「ダンディズム」を意識して生きてきた男だと思います。
選考委員である川端康成に、芥川賞受賞を懇願したことは有名ですが、
かっこをつけた生き方をここまで徹すると、逆に拍手を送りたくなるから
不思議です。
「小説が書けなくなった」という遺書とは裏腹に、子供の頃に読んで感動した
『走れメロス』を始め、これほどサービス精神旺盛な作品を世に出した太宰だから
こそ、多くのの読者に愛されるのでしょう。
しかし、自殺未遂を重ねた相手の女性も、玉川上水で一緒に入水自殺した
山崎富栄も写真を見ると全て美人です。太宰のダンディズムに惹かれたのでしょうか。
手元にある、『晩年』も早速読みたいと思います。
middrinnさん、nice!ありがとうございます。
by 十円木馬 (2017-11-18 17:05)