経営者は常に孤独です [仕事]
「休みたいならやめればいい」
と会見で述べたとされる日本電産の永守重信社長の発言が、論議を呼んでいます。
4月24日付けの朝日新聞朝刊で報じられました。。
インターネットのニュースサイトのコメント欄や個人のブログ、掲示板などにも多くの
批判が書き込まれ、波紋が広がりました。
後日「そのような事実はない」と発言を否定していますが、その真偽は別として色々
考えさせられます。釈明としては、
「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。
たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」
と述べたとされています。
私自分のブログにも永守氏の著書を紹介するなど、個人的に尊敬している人物です。
2010年までに売上高1兆円、従業員10万人の企業グループ実現に向けて動かれて
います。仮に上記のような発言があったとしても、驚くにはあたいしません。
永守氏自身、元旦を除いて、365日働かれています。現在日本で一番積極的な経営者
であると言えます。
「雇用の創出こそが企業の最大の社会貢献であるとの経営理念のもと、安定的な雇用
の維持が、社員にとっても最重要であると考えております。
このような考え方に基づき、これまで経営危機に瀕し、社員の雇用確保の問題に直面
していた多くの企業の再建を、一切人員整理することなく成功させて参りました」
経営する側と労働者側で考えが異なることはある意味当然とも言えます。
ただ言葉尻を捉えて非難するのは簡単なことですが、実際会社を運営することは大変
な事でもあります。実際永守社長も弱気になる状況も多々あるはずです。
常に自分自身に渇を入れながら気力を奮い立たせていると思います。
でなければ、上記のような目標は決して掲げることなどできないと思うのです。
と会見で述べたとされる日本電産の永守重信社長の発言が、論議を呼んでいます。
4月24日付けの朝日新聞朝刊で報じられました。。
インターネットのニュースサイトのコメント欄や個人のブログ、掲示板などにも多くの
批判が書き込まれ、波紋が広がりました。
後日「そのような事実はない」と発言を否定していますが、その真偽は別として色々
考えさせられます。釈明としては、
「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。
たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」
と述べたとされています。
私自分のブログにも永守氏の著書を紹介するなど、個人的に尊敬している人物です。
2010年までに売上高1兆円、従業員10万人の企業グループ実現に向けて動かれて
います。仮に上記のような発言があったとしても、驚くにはあたいしません。
永守氏自身、元旦を除いて、365日働かれています。現在日本で一番積極的な経営者
であると言えます。
「雇用の創出こそが企業の最大の社会貢献であるとの経営理念のもと、安定的な雇用
の維持が、社員にとっても最重要であると考えております。
このような考え方に基づき、これまで経営危機に瀕し、社員の雇用確保の問題に直面
していた多くの企業の再建を、一切人員整理することなく成功させて参りました」
経営する側と労働者側で考えが異なることはある意味当然とも言えます。
ただ言葉尻を捉えて非難するのは簡単なことですが、実際会社を運営することは大変
な事でもあります。実際永守社長も弱気になる状況も多々あるはずです。
常に自分自身に渇を入れながら気力を奮い立たせていると思います。
でなければ、上記のような目標は決して掲げることなどできないと思うのです。
2008-05-02 21:49
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コメント(2)
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永守社長のお言葉、正直経営者の本音なんでしょうね。
ただタイトルに書かれてる通り、経営者が孤独なのだとして、経営者にどんなに言い分があろうとも、労働者は弱者です。
経営者としては安く長く従順に働いてくれる労働者を求めるのは、当然の話で、イギリスの産業革命時などは安い賃金で長時間の勤務を強制、それが非常に問題になり、結果、労働者の権利という考え方が広まりました。
イギリスが低賃金、長時間労働で労働者を働かされた結果、発展したという結果はあります。だからといって低賃金、長時間労働が良いことだったと伝えている記録はあるでしょうか?
今回のことも同じことが言えます。休まずに働くことを強制すれば生産物は増えるでしょう。超過時間の支給額が生産物の利益を上回れば利益も増えるでしょう。
だからといってそれが許される行為か、労働者の権利を無視してはいないか、という話です。
欧米では残業、休日出勤する人間は無能な人間という判断が下されます。
またそういった考え方の中で日本の企業より成長している企業がたくさんあります。
それは日本の経営者がいかに無能で数を追うばかりで質を追っていないことの象徴だと感じます。
私も年商80億程度の小さな会社を経営してるだけに過ぎませんが、労働者・社員を大切に出来ない会社に未来はないと思っています。
労働者の休みを保証するのも経営者の仕事だと私は思っています。オンとオフを保証することが労働者が働きやすいと思える環境づくりの第一歩だと思いますね。
では長文失礼いたしました。
by 夢異人 (2008-05-03 21:43)
夢異人さん、コメントありがとうございます。
業種は分かりかねますが、会社を経営され、しかも年商80億をあげられているとのこと。加えて労働者を大切に考えられいる、実に素晴らしいことです。夢異人さんのような会社に勤めることのできる社員は幸せなことです。
私も得意先や株主以上に、社員は大切だと考えています。ですから安易に株式を公開する、社員をないがしろにして、株主にばかり目が行くような会社になってはいけないと考えています。
ただ、今回の日本電産の永守社長については、かばうわけではないですが、事実とは違うと思っています。私自身永守さんの著書をかなり読んでいますが、これまでの歩んでこられた人生を知ると、社員を実に大切に考えられていることが分かります。でなければ、モータに関して世界一のシェアを誇る一流企業には絶対にできるはずがありません。永守さんが若くして独立した時、わずか数人の社員しか一緒についてきた人がいなかったという現実を味わってきたからこそ、人の大切さは十二分に理解されていると思うのです。
とは言え、軽はずみな発言はよろしくないですね。上に立つ人間は、自分の言葉にも責任を持たねばなりませんから。そういった意味でも経営者は大変だと思います。
by 十円木馬 (2008-05-05 18:57)