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レナウン倒産の記事で思い出す [音楽]

東証1部上場企業レナウンが倒産しました。
負債総額は約138億円。新型コロナウイルスの感染拡大で、衣料品の販売が急減する中、
資金繰りに行き詰まり自主再建を断念したとのことです。
四色の傘をマークにしたファミリーブランド「アーノルドパーマー」で大ヒット、更には紳士服の
ブランド「ダーバン」をアラン・ドロンのCMによって売り出し、背広市場で首位に躍り出たのは
記憶に懐かしいです。

この記事を見て思い出すのが、1960年代から流行ったコマーシャル曲です。
「ワンサカ娘」はCMソングとして、1961年にかまやつひろしにより誕生して以来
長く使われてきたテーマソングです。
その歌詞ですが、
<ドライブウェイに春が来りゃ・・>
<プールサイドに夏が来りゃ・・>
<テニスコートに秋が来りゃ・・>
<ロープウェイに冬が来りゃ・・>

いかにも高度経済成長期にふさわしい、時代を先取りした底抜けに明るいメロディーです。

色々な方が歌われていましたが最も脳裏に深く刻まれているのが、1965年のシルヴィ・ヴァルタンが歌っていたものです。

20歳の時に初来日した機会に制作されたレナウンの「ワンサカ娘」のTVCMで、ヒットしました。

なぜシルヴィ・ヴァルタンのことをよく覚えているかというと、当時4歳年上だった兄が
初めて買ったレコードが、シルヴィ・ヴァルタンの曲、「悲しみの兵士」だったからです。

siruvi-barutann.jpg

日本では1970年大ヒットしました。兄は卓上プレーヤーで何度もこの曲を聴いていました。
曲の中でのナレーションは、夫のジョニー・アリディーの声ですが低音で迫力があります。
シルヴィ・ヴァルタンは、「あなたにとりこ」「アイドルを探せ」など、一度は聞いたことがある
素敵な曲がたくさんあります。

兄が初めて買ったレーコドは、この「悲しみの兵士」の他にも何枚かありました。
それが、ルー・クリスティーの「魔法」と、アース・アンド・ファイヤーの 「シーズン」です。

魔法.jpg シーズン.jpg

ルー・クリスティーの「魔法」ですが、序奏曲なしでいきなり、
「Maybe,its alwayays maybe maybe maybe I love you」
(たぶん、いつも、たぶん、たぶん、たぶん君を愛している)
という思いっきりファルセット(裏声)を使う歌い方は独特で、一度聴いたら忘れられ
ません。

アース・アンド・ファイアーの「シーズン」も1970年発売のデビューシングルです。
オランダで結成された女性1名、男性4名のポップグループでした。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーと、間違われますが、全く別のバンドです。
ちなみにアース・ウィンド・アンド・ファイアーは、私が大学生の頃好んで聴いていました。

この3曲をまだ中学生だった兄が、なぜ選んだのか知る由もないですが、
私も繰り返し聴いたせいか、メロディーが今でも記憶に残っています。
ちなみに私も同じ時期、自分のお小遣いでレコードを買いましたが、
藤圭子の「圭子の夢は夜開く」と、由紀さおりの「生きがい」でした。
(とても小学生が買うようなレコードではないと今なら思いますが、私も相当変わって
いたかもしれません)
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いっぷく

私は父のもっていた古い電蓄の使い方がよくわからなかったので、もっぱらカセットレコーダーでダイレクトにテレビから歌を録音していました。私も子供でしたが、由紀さおりや青江三奈がお気に入りでした。
洋楽はスリー・ディグリーズ一択でしたが、周囲は意識高い系がビートルズ、あとはカーペンターズだったので、なかなか思いを共有することができなかったですね。
by いっぷく (2020-05-19 05:32) 

十円木馬

ザ・スリー・ディグリーズ の「 天使のささやき」は全世界で600万枚売れましたね。ビートルズ、カーペンターズは兄の世代でしたが、私も多分に影響を受けました。
by 十円木馬 (2020-05-19 14:15) 

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