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「老後資金は2000万円必要」を考える [人生観]

3連休ですが、天気も快晴とはいかず、こんな日は好きな本と音楽を聴いて過ごすのが一番です。
今日も、「図解 一目でわかる最適資産運用法」という本を見直しています。

「老後資金は2000万円必要」という話題が、日々ニュースで取り上げられています。
そんなこと発表されるまでもなく、大くの人々はその必要性を感じ取っていると思います。
参議院選挙が近く行われますが、正直そのことを政争の具にして欲しくはありません。

自分自身、株式を中心とした投資を始めたのは20代半ばです。それは将来に対する不安と
いうより、単純に資産運用に対する興味があったからです。それらに関する書籍も購入し
読んできました。そのおかげで自己流ながら多少は知識も蓄え、今となっては随分役立って
います。

定年を迎えた投資経験が無い人が、虎の子の退職金を、投資して無一文になったといった話も
耳にします。お年寄りには信用絶大だった「かんぽ生命」でさえも、悪質な売り込みが露見され
ました。こうした失敗をしないためにも、自身である程度勉強し、身銭を切って経験を積む
ことは必要でないかと思います。

少し「資産運用」に対する思いを書こうと思います。

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今の時代、若い人が資産運用を始めるならば、貯蓄と投資が中心になると思います。
貯蓄の有効な手段として、「iDeCo」を利用することがあげられます。

人型確定拠出年金(iDeCo)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度
です。 この制度への加入は任意で、自分で申し込み、自分で掛金を拠出し、自らが運用
方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。
iDeCoは10年以上掛け続けて、初めて60歳から受け取ることができます。注意しなければ
ならないのは、原則途中解約できないということです。iDeCoはそもそも老後の資産形成を
目的としています。

仮に大卒新入社員が入社後すぐに、毎月2万3千円を「iDeCo」で積み立てたてると、
38年かけて2000万円の預金ができる計算です。ただ、今は終身雇用の時代ではないので、
ある程度の企業に正社員として入らないと、継続して積み立てしていくことはかなり難しいで
しょう。
私のような年齢になると、iDeCoの恩恵を受けることもできません。

先日子供に、「iDeCo」を勧めてみましたが、どうもピンときていないようです。子供は、
毎月の生活費から、余剰のお金を貯蓄に回しているようですが、強制的に天引きされる
方法を取らないと、タネ銭作りはかなり難航するはずです。まあ第三者からどんなに言われて
も、自分で気が付かなければ行動に移さないでしょうが・・・。

投資の有効な手段として「NISA」があります。

NISA(少額投資非課税制度)は、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で
購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる
制度です。年間120万円まで、配当金と売却益に課税されません。ただし、5年間だけです。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け
取った配当に対して約20%の税金がかかりますので、これが非課税となることは非常にあり
がたいことです。

私自身、この「NISA」は発足当時(2014年)から最大限利用しています。

「NISA」は株式だけでなく、「投資信託」 に利用するのもいいと思います。

「投資信託」はプロが運用してくれるので、忙しい人間にはお勧めです。ただし商品を何に
するかは、大いに勉強する必要があります。サラリーマン時代、大手証券会社の営業が、
会社まで来て盛んに投資信託を勧めてきました。しかし彼らの勧める商品は、手数料が高く
変動リスクの高いものばかりでした。私は多少勉強をしていたので、営業に、
「それではノーロードで、信託報酬は0.5%以下の商品を教えて」
というと、大抵はすごすごと帰っていったものです。
鵜呑みにして購入すると、今の「かんぽ生命」のような事態になりかねません。
はやりの「毎月分配型」にしろ、原資から利子を支払うことを考えれば、長期的には利子も
再投資する商品のほうがいいでしょうし、素人ならアクティブ型よりインデックス型にした
ほうが無難です。

色々思いつくまま書きましたが、資産運用には、最初はタネ銭作り、同時に自己啓発による
金融知識をもつことは必須と言えます。
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十円木馬

はじドラさん、四辻の狸さん、Edyさん、金四郎さん、nice!ありがとうございます。
by 十円木馬 (2019-07-26 14:23) 

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