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雨の日は読書 [本]

時期外れの台風が近づいてきました。
昨日、朝一番に期日前投票にも行ってきましたが、実に多くの人が来ていました。

雨の日は、自宅でゆっくり読書をして過ごすのがいいです。

ITに身を置いていた時代、読んでいた多くはビジネス書と投資の本でした。
毎月送られてくる「日経コンピュータ」で勉強会を実施し、経営に関する書物を乱読、
趣味の株式や、投資信託などの資産運用に関する本の数々・・・
この手の本は僅かばかり残して、ほとんど処分してしまいました。

今読みふけっているのが、主に学生の頃親しんだ小説です。
書斎の本棚には、昔読んだ文庫本が沢山置いてあります。

DSCN4045.JPG

夏目漱石、森鴎外、志賀直哉、三島由紀夫、谷崎潤一郎など、名作と呼ばれる
本を何十年かぶりに順に読み返しています。
若い頃には分かりにくかった内容も、今読むと岩に染み入る水のように理解できる
から不思議です。
それと同時に、作者の生きた時代を振り返ることが楽しくてしょうがありません。

今読んでいるのは、夏目漱石の『こころ』。
漱石の代表作ですが、漱石は1867年生まれで、亡くなったのが1916年です。
1867年は、徳川慶喜が大政奉還をした年です。
ということは、漱石は小学生の頃は、あの西郷隆盛を盟主として起こした西南戦争
(1877年)も知っているわけで、漱石は、西郷隆盛や勝海舟が同じ時代を生き
ていたわけです。
明治維新の時代、坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通など士族や政治家に目がいきがち
ですが、漱石や森鴎外など文学に生きた人も忘れてはいけないような気がします。

半年前から、日本の歴史を勉強し直していますが、作家の時代背景を思い浮かべ
ながら小説を読むのも、中々いいものです。
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十円木馬

middrinnさん、nice!ありがとうございます。
by 十円木馬 (2017-10-23 21:00) 

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