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投資について考える [人生観]

私が最初に投資を行ったのは、26歳の時でした。
当時、プログラマであった私は、某証券会社に常駐して、中期国債ファンド、公社債投信の
プログラム開発に従事していました。先輩社員から、業務を知るためには、実際に購入して
勉強した方が良いとアドバイスを受けました。その通りだ!と思った私は、蓄えていた100万円
で、中期国債ファンドを買いました。
その翌年には、初めて株式を購入しました。当時はバブル絶頂期で、平均株価も高かったですが、
短期ですぐ値上がりしていきました。初めて買った株も、数カ月で倍近く上がり、こんなに
簡単に儲かるものなんだと驚いたものです。

それ以来、株式投資は今日現在まで続いています。途中、ITバブルの崩壊や、リーマンショック
等で株価の大暴落も経験し、随分痛い目にもあいました。記憶に残る一番痛い目にあった出来事は
2001年に購入した「鷹山」という株を購入した時です。
私が身を置くIT関連で、色々な雑誌にも注目株として掲載されていました。
当時1株180万くらいで購入しました。発行株式が少ないため数日で50万くらい値上がり
ましたが、株式分割(確か10分割)した直後から値を下げ始めました。下がるたびに買い増し
していきましたが、最終的には倒産の憂き目にあい、紙切れとなりました。
この株で500万くらいの損失(家内は知りませんが・・)をし、しばらくショックで立ち直れ
ませんでした。
この1件があり、雑誌や評論家のコメントを鵜呑みにするのは止めようと心に誓いました。

2度目の失敗は、「東京電力」でした。
東日本大震災で大暴落した株を狙い当時1000円前後で買いあさったのが失敗でした。株の
底値はそんなものではなく、株価は100円台前半まで下がり続けたのです。

これを機に、私はキャピタルゲインを追う投資スタイルを捨て、インカムゲインとなる
株主優待を中心とした株式を購入するスタイルに変えました。今は気に入った50銘柄くらい
を長期保有することで、株を楽しんでいます。

株式以外にも、これまで随分色々な投資に挑戦してきました。
「投資信託」「外貨預金」「金・プラチナ」「不動産投資」等、種々様々です。

よく雑誌で、それまで投資の経験がない人が、定年を迎えて手にした退職金を、知識もないまま
投資につぎ込み大失敗する記事をみます。当たり前の話ですが、銀行マンなどにアドバイス
を受けても、ほとんど損します。なぜなら銀行マンは儲けさせる気などさらさらないからです。
手数料をかせぐために、その人にとってありがたくない商品を勧めてくるからです。
例えば投資信託なら、購買手数料や信託報酬が高いものです。

そうならないためには、やはり勉強が必要だと思います。信じれるものは、最後は己です。
勉強することで、間違いの確率を減らすことはできるからです。
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