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回想 母について [家族]

家内も愛知に戻り、再び一人っきりの生活となりました。
夜、布団に入ると、つい母のことを考えてしまいます。

小学5年生の参観日のことでした。
クラスの級友が、私にそっと囁きます。

「お前のお母さんって、綺麗だな」

先日母の妹さんから、母の若い頃の話を、聞かせてもらいました。
母の実家は田舎で雑貨屋を営んでいましたが、母はその店の看板娘。
多くの村の若者が、母目当てに店に通っていたそうです。

女学校の頃からモダンな服を着て、洋裁を習い、ファッションショーなどにもでていた
そうです。
洋裁はプロでした。
私が小学生にあがる頃から、中学生を卒業するまで、着ていた服は、ほとんど母の
手編みです。
兄と御揃いで、普段着からよそ行きまで、編み機を使って洋服を仕立ててくれました。
母は自宅で編み物教室を開いて、生徒を教えていたので当然かもしれません。

例えば、この人形の、ドレスも母が作ったものです。

DSCN2088.JPG

社交的で、運動神経も抜群でした。
若いころの写真を掲載しましたが、歳を重ねても、いつも笑みを絶やさず、
誰からも好かれていた母。

心から素敵な一生を送ったと思います。

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