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葛飾北斎展 [絵画・芸術]

2月21日、22日と東京出張でした。
新幹線の窓際に座ると、快晴時には「富士山」の姿を楽しむことができます。
名古屋から乗車しますと、浜名湖辺りから遠く富士山を見ることができます。
新幹線の車中から見ることができるベストポジションは、富士川橋梁付近から
臨む富士山だと思います。
最高地点である剣ヶ峰のピークを中心にした険しい山に見えます。
少し霞んではいましたが、写真を撮ることができました。



さて、富士といえば、話は変わりますが2月9日から3月23日まで、名古屋市
美術館で「北斎展」が開催されており、早速拝観してきました。
名古屋で本格的に開催されるのは27年ぶりとのことで、この機会を逃す
わけにはいきません。
今回は、フランスとオランダに分蔵されていた風俗画が、両館の協力を得て
初めて同時に里帰りすることとなった記念すべき展示会です。

『富嶽三十六景』、特に『神奈川沖波裏』をこの目で見たいと思っていました。

北斎に惹かれるのは、作品もさることながら、その生き様に惚れています。
彼は1760年に誕生し、1849年に亡くなっています。
『富嶽三十六景』は1831年~1834年の間ですので、70歳を超えてからの
作品です。
本人いわく、70歳までの画業を取るに足らずとし、110歳まで生きられれば
一筆一筆が生きているように描けると自負しているのです。しかし無念のうちに
90歳でこの世を去りました。天才と言ってしまえばそれまでですが、本当に
凄いことです。
考えてみれば随分昔の人と考えてしまいますが、まだ亡くなって160年ほど
しか経っていません。
作品一つ一つに、彼の息づかいが伝わってきます。

お土産コーナーで『神奈川沖波裏』の額絵を買いました。

『富嶽三十六景』

天保4年ごろに完結したシリーズで、46枚(主板36枚、追加10枚)からなる富士山
を中心とした風景画で構成されている。北斎の代表作として知られ「凱風快晴」
(赤富士)や「神奈川沖浪裏」が特に有名。「神奈川沖浪裏」は、それを見たゴッホ
が手紙で賞賛し、ドビュッシーが交響詩「海」を作曲した等、海外の芸術家に多大
な影響を与えた。波頭が崩れる様は一見表現的だが、ハイスピードカメラなどで
波を撮影したものと比較すると実に写実的なものであることが判る。


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十円木馬

takagakiさん、nice!ありがとうございます。
by 十円木馬 (2008-03-14 21:03) 

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