Ｓ君を偲んで

２月２７日に、親戚のＳ君が５０年の生涯を閉じました。
叔母さんから危篤の知らせを受け、その日病院に駆けつけました。

私より少し若いですが、本当に誠実で優しい男でした。
彼は結婚して５年目に病に倒れました。２度復帰するも、３度目に倒れた時は、
寝たきりの状態になりました。意思のやり取りはできず、その状態は１８年という
気の遠くなるような歳月が続きました。

私は、広島に帰省した際、時々彼を見舞いました。意思のやり取りはできないと書き
ましたが、最初の頃は、ギュッと手を握りしめると、私と分かるのか、手を握り返して
きました。

Ｓ君のお母さま（叔母）や奥さんの介護の大変さは、言葉で表現できるものではありま
せん。本当にりっぱだったと思います。

今は、天国で、ただただ安らかに過ごして欲しいと願うばかりです。

コメント 1

makimakiさん、nice！ありがとうございます。
by 十円木馬 (2016-03-02 08:00)