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会社が勝ち組になるには [仕事]

私どもの業界はここ数年はっきりと二極分化されてきています。
益々成長する会社と、ジリ貧になっていく会社とです。
かつてバブルが崩壊して都銀が不良債権を抱え、苦肉の策として
合併を繰り替えした時のように、私達の業界も同じ傾向が見えつつ
あります。

私の親しくしている会社においても、数社で合併し、新会社を作ったり、
ホールディング会社を設立したり動きが活発です。私の見る限りでは、
生き残り戦略をかけて、規模を追っているように見えます。
組織風土の違う会社間が合併して、うまく機能することは大変難しい
と考えます。
合併を行う会社同士では、お互いのの経営者の利権確保も潜んでいます。
互いに一代で会社を築いた場合、引退時に自分の株をどう処分するかが
悩みの種のようです。自分の実の子供に継がせる場合はいいですが、
そうでない場合、株を買い取ってもらう行為が必要です。
ただで譲る気など更々ありません。そこには自己の利権確保という意識が
あるわけです。
組織の統合の裏には、大掛かりなリストラも見え隠れします。
経営の合理化に伴い、社員の痛みも半端ではありません。
これでは社員の遣り甲斐を求めるのは無理な話です。

従って我社は、多少無理してでも、新卒の数を増やして自力路線を
進めてきました。

しかし、今年は採用が苦戦しています。
年初は、昨年の実績が自信となって結構甘く考えていました。
面接時の学生の反応は良いのですが、入社承諾書の戻りが例年に比べて
少ないのです。
4月現在、今年度の目標採用数の約3分の1しか取れていません。
大手企業が積極的な採用を行っており、学生はやはり知名度の高い大手
に流れているようです。
いつの時代も、安定志向はやはり強いのでしょうか。

私の時は、就職においては厳しい時代でした。ところが入社して数年経つと
バブル景気になり、そのギャップの大きさに驚いたものです。
今はバブルとは言わないまでも、学生にとっては随分有利な時代のようです。
それでなくても少子化に向かっているのですから、若い力は重宝
されるはずです。

しかしそんなこと、嘆いても意味がありません。
会社にもっと魅力さえあれば、学生も我社を選ぶはずです。
ということは、まだまだ何かが足りないのでしょう。
何が足りないのか、頭から汗がでるくらい考えなくてはいけません。


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