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音楽大の受験に必要なこと [家族]

4月から東京で暮らす子供が、早速ゴールデンウィーク(3日)に帰省するようです。
親元を離れてから僅か1ケ月ですが、どんな感想を聞かせてくれるのか正直楽しみです。

音大は一般大学と違って求められるものが全然違うことが受験を通して分かりました。
受験について、覚書としてブログに書いておこうと思います。

まず、受験科目ですが、音大では以下のような試験が必要となります。
 0)センター試験
 1)楽典: 
 2)新曲: 
 3)聴音: 
 4)ピアノ副科
 5)専攻実技

0)一般大学のセンター試験は、国公立なら5教科7科目、私立なら3教科が多いかと思いますが、
音大は外国語、国語の2科目が大半で、外国語のみの場合もあります。地方の音大だと、センター
試験は関係ないところもあります。センター試験の点数は音大の場合あまり重要視されません。
従って音大に関しては、センター試験でA判定がでていても安心はできません。
(もちろん良いにこしたことはありませんが)
一般大学と違って、音大の2次試験は受験日が長いです。2日間、あるいは3日間で試験を行な
われます。一般大学なら2次試験は1日で終了です。

1)楽典は音楽理論です。楽譜を読めることが絶対となります。楽典はテキストをひたすら暗記
する必要があります。

2)新曲は、楽譜を見て、試演せずに演奏します。
音楽学校などの入試科目に「新曲視唱」または「初見視唱」という科目があり、これに該当します。
受験者は譜面台の上に置かれている楽譜を手に取り、数秒間以内に黙読した後に視唱を行い
ます。曲は8小節~12小節で構成されています。

3)聴音は、音を聞いて楽譜に書き取ることです。旋律聴音8小節程度です。新曲同様、個人レッ
スン等を受けて日ごろから訓練が必要かと思います。

4)ピアノ副科では、専攻する器楽が全く別であっても、ピアノは必須です。ソナチネまたはソナタ
程度の曲ですが暗譜で弾かなくてはなりません。

5)専攻実技は、合否において最も重要視される試験となります。配点は当然高いはずです。
センターで点数がボーダーより低くても、実技が素晴らしければ合格するケースもあります。
打楽器の場合、スネアドラム、マリンバ、ティンパニがほとんどですが、このうち2つの楽器を
選択しての実技試験が多いはずです。


これらの試験とは別に、受験の前に行なわなければいけないことがあります。
それは目指している大学の教授や講師のレッスンを受験前までに受けることです。
必須かどうかは分かりませんが、本気で音大進学を考えるなら多分必要なはずです。
音楽界はそういった縦や横のつながりが非常に強いと言えます。
入学した後、その先生の門下生としてついていくことになります。音楽の世界では、大学合格
前から、師事する先生が決まっている場合が多いと言えます。
言葉を変えれば、早い時期から自分が師事したい先生を見つけることが重要ということです。

音大は専門技術を高めてなんぼなので、大学の授業や個人の練習にどれだけ打ち込むかが
問われます。
一般大学と同様に、練習に打ち込む学生と、遊びに走る学生と次第に別れていくようです。
社会常識を養う意味でバイト等も経験したいとも思いますが、在学中は優秀な学生から順に
大きなコンテストや発表会に推挙されるので、上を目指すならば、バイトする時間はなさそうです。
それでもプロになれる人はほんの僅か・・。その道で食べていくのは本当に厳しい世界と
いえます。
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