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1Q84 Book3 [本]

村上春樹氏の1Q84Book3<10月ー12月>が発売されました。
1Q84.gif
新潮社 価格: ¥1,995(税込)
昨年の8月のブログ(http://tomo35.blog.so-net.ne.jp/2009-08-01-1)にも書いた通り、
Book2の結末がすっきりしなかったので、続編が出ると思っていましたが、案の定でした。

それにしても村上ファンにとっては待望の一冊と言えます。
私も早速書店で購入して、一気に読み終えました。

少し月日が経っているので二巻目までの粗筋をまとめると(中日新聞の社説より)

物語は、小学校時代に同級生だった男女「天吾」と「青豆」を主人公に進む。1984年の
東京が、空に月が二つある「1Q84年」に変わってしまったという超現実的な設定の中、
2人の人生が交互に語られていく。鍵を握るのは、異世界の存在で、妖精のような
「リトル・ピープル」。彼らはある宗教団体を通じて現れた。天吾と青豆はそれぞれ別の
形で宗教団体に関わる。それはリトル・ピープルの意に反する行動で、2人に追求の手
がせまる・・・・・。

サスペンスと幻想の世界が繰り広げられる内容で、今回はその続編です。
Book3は、天吾と青豆、それに二人を調査する牛河が加わりストーリーが展開されて
いきます。
前の2巻まで今ひとつ話しが理解し辛い部分がありましたが、今回見事なまでにその
もやもや感が飛んでいきました。
登場する人物全ての深層心理が明確で、最後のラストも気持ちの良い終わり方だっ
たと思います。
600ページに及ぶ長編でしたが、あっという間に読み終えてしまうのも、やはり村上
ワールドのなせる業と言えます。
とても良い気分転換になりました。
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