新幹線ガール

この「新幹線ガール」、１時間で読めます。
何も考えずに読みきることができるのですが、正直面白いです。
私の場合、東京出張の場合、かならず”のぞみ”を利用していますが、
これまで、ﾊﾟｰｻーの存在を意識したことは正直ありませんでした。

経営の神様、松下幸之助氏は、
『「好きこそものの上手なれ」という言葉通り、こういう仕事をやりたいと
思っている人にその仕事を任せるのがいい』
と言っています。
好きな事や自分の得意とすることを行う時、人は時間を忘れて、一心不乱
に取りくむ事ができます。

「新幹線ガール」を読んで、なるほど確かにその通りと、思わず頷いて
しまう一冊でした。


著者 徳淵真利子
出版社 メディアファクトリー
価格 1,000円（税込）

著者は、新幹線のワゴン販売を担当している女性であり、この著は
ノンフィクションです。
もともと著者は、大手ホテルに就職していたのですが、人間関係が
うまくいかず仕事に行き詰まり、その結果退職してしまいます。

彼女は新幹線とサービス業が好きだったこともあって、アルバイト
として新幹線のワゴン販売担当として採用されます。

好きな仕事を通じて、顧客に対しどうすれば喜ばれるのか、
どうすれば売上げ向上につながるのか考え続けます。
そして、「個人別ワゴン売り上げランキング」断突の一位に！
読んでいて、実に気持ちの良いストーリーです。
著者はアルバイトから正社員に・・・。

この著者のように、自分のやりたい事を見つける、あるいはできれば
幸せな事です。しかし世の中の多くは、自分が何をやりたいのか、
何に向いているのか分からない人も多く存在すると思います。
与えられた仕事の中で、楽しさを見つけたり、工夫したり、あるいは
目標を見つける習慣を身に着けることも大事だと感じています。

それにしても、これからの出張、パーサーを意識しそうです。
この著者、徳淵さんを車中で見かけるような気がするので・・・。